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Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25764-02
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トランザクション・ロールバックの回避

誤ったデータまたはアプリケーション障害のためトランザクションに問題が発生した場合、トランザクションはTimesTenによって自動的にロールバックされます。また、アプリケーションでは、多くの場合、SQLTransact関数を使用してトランザクションのロールバックが明示的に実行され、デッドロックまたはタイムアウトの状態からリカバリされます。パフォーマンスの観点から見ると、これらの処理は望ましくありません。ロールバックはリソースを浪費し、結果的にトランザクション全体が無駄になってしまうためです。

アプリケーションでは、不要なロールバックが行われないようにする必要があります。つまり、可能なかぎり、競合が発生しないようにアプリケーションを設計(「最適なロック方法の選択」を参照)し、送信前にアプリケーションまたは入力データをチェックしてエラーを検出する必要があります。SYS.MONITOR表のXACT_ROLLBACKS列は、ロールバックしたトランザクションの数を示します。